経済界も選択的夫婦別姓制度早期導入を要望

こんにちは
良縁コンシェルジュ町田・佐野です

今日は暑い一日になりましたね
実は、今夏はじめて冷房を入れてみました
一度、冷房に慣れると手放せなくなりそうです(^-^;
皆さんもこれからは、熱中症に気を付けてお過ごしくださいね

さて、昨日、経団連会長が「選択的夫婦別姓制度の早期実現」を政府に求めるというニュースが流れていました

保守的な経団連がリベラルな物言いをするとびっくりして見ていたのですが、確かに有名企業のトップの視点らしい意見だと感心しました

なぜ、選択的夫婦別姓制度を求めているのか、企業にとってビジネス的リスクになっているためだそうです

企業として旧姓の通称使用は認めてはいるものの、例えば、女性役員が部下に出張手配を指示して手配された航空券やホテルの旧姓とパスポートの姓が異なることで、トラブルになることがあるそうです

また、部下に結婚していることを教えていなかったのに、出張手配をきっかけに知られてしまうことが嫌だと思っている女性役員もいるそうです


他にも、姓を変えることでの数多くの煩雑な手続き(免許証・保険証・銀行口座・クレジットカード・携帯電話・・・)をしなければならないことなどのデメリットがあります

なので、選択的夫婦別姓制度を早期に導入して欲しいと訴えているそうです

決して経済界だけの問題ではなくて、多くの女性たちの声であると思います

あくまでも「選択的」ですから、希望する人だけのものです

反対意見としては、やはり「伝統的なイエ制度」があります

それは、先日、NHK朝ドラ「虎に翼」で放送された「夫婦の氏」の民法改正にまでさかのぼるようです

敗戦までは、結婚したら妻は夫の名字を名乗らなければならなかった旧民法が、GHQによって、民法が改正されて、夫または妻のどちらかの名字を名乗ってよいことになりました

その際、旧来の家族観を破壊されたくない反対派に対して、「家制度が変わっても、家族は同じ名字を名乗るのだから、それで家族が壊れることはない」と説得して民法が改正されたという経緯があったそうです

そして戦後79年が経って、いま新たに選択的夫婦別姓制度導入が検討される時代になってきたことに、家族の在り方が壊れてしまうと心配される人たちがいることも理解するところではあります

しかしながら、時代とともに社会が大きく変わり、人の価値観もまた変容していくものでもあります

ですから、選択的夫婦別姓制度の導入は時代の要請であるとも思うのです

あくまでも「選択的」ですから、希望する夫婦だけの話です

また、父親と母親の名字が違うから、子供への愛情が変わるということもありません

私自身は、選択的夫婦別姓制度の導入には賛成するものであります

皆さんはどのように考えますか?