こんにちは
良縁コンシェルジュ町田・佐野です
今日はちょっと堅いお話しです
2月末に厚労省が2023年の出生数が過去最少の75万8631人と発表しました
※外国人を含む速報値
想定以上に減少ペースが速くて
このまま毎年3.6%減少(2016年~2023年の減少値の年平均)すると
2035年には1年の出生数が50万人を割ってしまうそうです
日本の人口減少は待ったなしの状況にあることが改めて理解いただけます
そこで政府は少子化対策として
子育てのための施策を講じています
保育施設、学童施設、教育費用など子育て支援は大切なことです
でも、それは今の子どもを持っている親への投資になっています
海外と違って日本は婚外子が少なく
結婚して子どもを持つという社会が一般的です
ところが、婚姻数もまた減少しています
2023年の婚姻数の速報値は
前年比5.9%減少の48万9281組
50万組を割ってしまいました
子どもを持ちたいと思わせる前に
「結婚したいという気持ち」になる施策が必要といえます
それにはどうしたらよいのでしょうか
結婚するには「年収アップ」が欠かせません
今春の春闘では大手企業は軒並み賃金アップ
でも、日本企業の99.7%が中小零細企業です
果たして中小零細企業の多くが大企業並みの賃金アップを実現できるでしょうか
まだまだ難しいようです
コロナ禍で借り入れた返済金に追われ
原材料費の高騰に対して価格転嫁できず
人手不足も追い打ちをかけています
なので大手企業のような賃金アップは期待できず
ますます賃金格差は拡がるばかりです
いま行政がやるべきことは
中小零細企業への手厚い支援をして
雇用や所得が改善できるようにすることです
もちろん子育て支援は大切なのですが
これから結婚しようという若者たちの雇用や所得が改善されなければ
婚姻数は減少して少子化は止まらないでしょう
東京都はマッチングアプリを本格的に始めますが
出会いの場は民間に任せて
安心して結婚できる社会環境を整えることが大切です
なんだかお金の使い方を考えなおすべきではないでしょうか
今年は都知事選があるので
目に見えるモノでアピールしたい意図が見えてしまいますね