「命の尊さ」を考える2日間です

こんにちは
良縁コンシェルジュ町田・佐野です

今日、3月11日は「東日本大震災の日」
あれから12年になりました


大津波、原発事故など未曾有の大規模災害により2万2千人を超える死者・行方不明者、いまだに数多くの方が避難を続けていらっしゃいます
特に原発の廃炉の見通しは経っていません

12年が経ちましたが、いまだに震災の影響は続いています

あの日、私は都内の会社で総務の仕事をしていました
今までに経験したことのない激しい揺れに、はじめてデスクの下に潜り込んで、もしビルが崩れ落ちたらと死の恐怖を感じました

大揺れが収まるとすぐに携帯電話で情報収集をはじめ、徹夜で社員の安否確認などの対応をしていました
津波に家を流された社員さんもいましたが、社員さんやご家族の命だけは無事だったのは幸いでした


その後は都内でも、計画停電が始まったり、水やトイレットペーパーが不足したりしました

本当に語りつくせない経験だったと思います

改めて、命の尊さ、家族の絆を感じさせられました


ところで、昨日3月10日は「東京大空襲の日」でした
一夜にして、被災者310万人、死者11万5千人以上、負傷者15万人以上もの多くの市民が犠牲になりました

私の母は当時、日本橋界隈に住んでいたので、日本橋三越のあたりに避難して空襲から身を守っていたと、子供の頃から聞かされてきました

もし母が空襲で命を落としていたら、私はこの世の存在していませんでした
なので、東京大空襲は決して他人事ではないと思い続けています

戦争はドラマ・映画に描かれるものよりも、はるかに残酷で、特に一般市民の犠牲は想像を絶するものがあります

今、戦争を知らない世代ばかりになってきて、机上の空論のように勇ましいことを叫ぶ政治家もいます

田中角栄元総理の名言に
「戦争を知っている世代が中枢にいるうちは心配ない。平和について議論する必要もない。だが、戦争を知らない世代が政治の中枢になったときはとても危ない」
があります

戦争に限ったことではありませんが、何事もリアリティが大切で、それが欠如していると間違った方向に進んでいくものだと思います

3月10日、3月11日
私にとっては特に「命の尊さ」を改めて思い知る2日間です

良縁コンシェルジュ町田

代表 佐野浩一