成婚とは・・・

結婚相談所をはじめて今月で10周年を迎えるのですが、この仕事をするまで、恥ずかしながら「成婚」という言葉を意識したことがありませんでした

皆さんも、婚活していなければ知らない言葉だと思います

「成婚」の定義って、法律的にも業界的にも定めがないので、実は各社独自に運用しているのが実態です

IBJ・日本結婚相談所連盟が定義する「成婚」は、「プロポーズが成功、OKしたらご成婚・婚約」としています
さらに、「お二人が親御様に結婚のご挨拶を済ませてからご成婚」とすることもあります

一方で、IBJ以外の相談所では、「結婚前提のお付き合いが始まったら成婚」としているところもあります

これは要注意だと思っています

まず、「真剣交際になったら成婚」だと成婚数や成婚率は当然ながら高くなります
でも、真剣交際中に破談になることもあるので、本当の成婚とは言えません

結婚前提のお付き合い=真剣交際になると、結婚生活の価値観のすり合わせをしていくことになるので、お互いに意見がぶつかったり、折り合わなかったりして、残念ながら破談になることもあるのです

結婚相談所の仲人カウンセラーの存在意義って、実は、この真剣交際中のサポートがとても大切になります

会員さんのお気持ちやお考えをお聞きして、お相手の相談所さんからもお相手のお気持ちやお考えをお聞きして、どうすればお二人が乗り越えていけるのか、相談所同士でも連携を取りながらご成婚に向けてサポートをしていくのです

場合によっては、明らかに価値観の違いが大きすぎて、結婚は難しいと私たちが判断したら、会員さんに交際終了を促すこともあります

真剣交際になってはじめて、お互いに遠慮しないで何でも言える関係づくりがができていけば、円満な結婚生活を営めるようになるので、私たちも自信をもってお二人の門出を祝福して差し上げることができます

このように、真剣交際はとても大切な意味を持ちますので、くれぐれも「真剣交際になったら成婚退会」にならないように、成婚退会のタイミングだけは、入会する相談所に必ず確認をとっておきましょうね