仲人は「先生」ではありません

私が結婚相談所を開業したのは2012年8月のこと
その当時は、仲人同士で「先生」と呼び合わないといけない慣習がありました

正直、ビックリしました！

そもそも結婚相談所とは無縁の人間だったので、そんな慣習を知る由もなくて
なんだか世の中と別世界に思えました

なぜ「先生」と呼び合うようになったのか、はっきりした理由はわからないのですが、こんな話も聞いたことがありました

昔はバラバラにいわゆる仲人おばちゃんたちが地元でご縁を結んでいたけれど、だんだんと活動範囲が拡がってきて束ねる組織が必要になってきた
そこで、代議士の先生が全国の仲人を組織化したことから「先生」と呼び合うようになった・・・

他にも説はあって、先生と生徒のような上下関係で指導していくから・・・

会員さんに「先生」と呼ばせることで、仲人カウンセラーの価値観を押しつけやすくしているとしか思えません

こんな慣習は無くなって欲しいと10年近く思い続けていて、IBJの連盟内でも、超ベテランの「先生」には業界の先輩としての尊敬の念を込めて「先生」と呼ばせていただきましたが、そうでない仲人カウンセラーさんには、「さん」付けで呼び合うようにしてきました

例えば、仲人カウンセラーの勉強会IBJアンザバサダーの一つで私がリーダーを務める「レインボーくらぶ」において、「さん」付けにして風通しのよい文化をつくってきました

会員さんと仲人カウンセラーとの関係は、やはりお客様との関係でありますが、上下関係ではありません

もちろん、私の経験などからアドバイスさせていただきますが、私の価値観を押し付けたりすることはありません

むしろ、カウンセリングなどを通じて会員さんから学ばされることも多々あります

町田市や周辺にも結婚相談所は増えてきて、どこを選んだら良いか悩んでしまうと思います

無料相談に来られたお客様に帰り際にお伝えしていることがあります

「仲人カウンセラーとの相性が合うかどうかで選んでくださいね」

会員さんにとっては誰にも話さない悩みごとを、相性が合わない仲人カウンセラーには相談ではないですよね

仲人カウンセラーは「先生」ではありません
仲人カウンセラーは、悩みを分かち合い一緒に考えながら、結婚に進んでいく伴走者です