昔の価値観で押しつける仲人

昨日のブログでは「成婚率のマジック」についてご紹介しました
結婚相談所の裏事情みたいなものですが、今日もそれに近い話を少ししたいと思います

私が開業したのは9年前の8月でした
その頃の結婚相談所は、この道何十年という年季の入った(^^;叔母様の仲人さんがほとんどでした

50歳過ぎのおじさん仲人は数えるくらいでした

今は全然違いますね
20代の男性仲人もたくさんいたりして、エネルギッシュです


開業したころの私は「ひよっこ」で分からないことだらけ
この道何十年の先輩仲人の皆さんから、いろいろ学ばせていただきました

「さすがだベテランだなあ」と感心することもあれば
「なになに、それって昔の価値観のまま」とビックリする事もありました

まず驚いたのが、仲人のことを「先生」と呼ぶことでした
医者でも教師でもないのに、「先生」と呼ばせるなんて「何さま」なんだろうと

私はこれが嫌で嫌で、会員さんにも「佐野さん」で呼んでいただきましたし、同じころに開業した仲間同士では「さん」づけで呼び合うようにしていました
私が主宰している勉強会でも、お互いに「さんづけ」で呼んでいます

当たり前のことなんですが。。。

ただ、ベテラン仲人さんには「◎◎さん」と呼べませんでした

「先生」と呼ばせるのは、会員さんに仲人の言うことを聞かせたいからです

「あなたにはこの人しかいないわよ」なんて押し付けることができていたわけです

今ではそんなこと通用しませんが、少し前まではそういうやり方が残っていました

昔、IBJ以外の古くからある他連盟のベテラン仲人さんの発言に耳を疑ったことがありました

・いつまでも成婚できない会員のことを「金の生る木」と言っていました

「月会費が自動引き落としだから、いつまでも成婚しないで活動してくれる会員は有難い存在」でお金が自動的に入ってくることを指していました


・交際している男女間で衝突したら、「悪くなくても男が謝るべき」だと

・「女はいくつになっても嫁入りする立場」

とてもとても私の価値観では、ついていけないことばかりでした

今はIBJに加盟する結婚相談所は仲人の平均年齢が若返ったので、そのような昔ながらの押しつけ価値観でお世話する結婚相談所は少なくなりました

もちろん昔ながらの価値観が悪いわけではありません

良し悪しではないので、人によっては、そのような価値観の仲人さんにお世話になりたい方もおられるでしょう

 

AIやアプリで出会う時代です
「共働き夫婦」が当たり前で「選択的夫婦別姓」も議論される時代です
なので、私は今どきのトレンドに敏感でありたいと思います

婚活され皆さんには、ぜひ仲人さんとの価値観がご自分に合うかを確かめて活動されることをおススメいたします


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