夫を選ぶなら義母を見て

図書館で「わたしの古事記」を借りて読んでいます。

 

昨年秋の出雲大社参拝をきっかけに、

縁結びの神様として知られる大国主大神はじめ神々のことを

理解してみようと思ったからです。

 

全国の神社の境内で「古事記」にオリジナルの解釈を加えた脚本を

一人語りされている女優浅野温子さんが書いた本です。

 

とても分かりやすく、面白く書かれていて、

あっという間に読み進んでしまいます。

 

その中から、「オオクニヌシ(大国主大神)」の若いころのお話しで

興味深いものがあるので、ほんの一部をご紹介します。

 

「オオクニヌシ」には、いくつもの名前がありますが、

若いころの名は「オオナムチ」と言います。

 

オオナムチには、たくさんの「ヤソガミ」と呼ばれる兄たちがいましたが、

ヤソガミは、両親の愛情がオオナムチに注がれることへの嫉妬や、

ヤソガミがお熱を上げていた「ヤカミヒメ」が

弟のオオナムチに想いを持っていたことへの嫉妬から、

オオナムチを窮地に追い込んでいきます。

 

母親である「サシクニワカヒメ」は、オオナムチを守るために、

一人で生きていけるようにと、別の国へと逃がしました。

手元に置いて守り続けたいというのが母親の想いでしょうが、

さぞかし身を削る想いだったでしょう。

 

浅野さんは、この母子のエピソードからこのように述べています。

 

「子供をガードするのではなく、

一人で生きていけるようにすることが、

子供自身を守る最良の方法だと知っているのだ思います。」

 

「結婚を機にはじめて独立したりすると、

母依存から妻依存に移行しちゃう。

つまり、母親にしてもらっていたことを、

今度はそのまま妻に面倒見てもらうことになる。」

 

「(サシクニワカヒメのような)母に(親元から突き放して自立できるように)育てられた男を未来の夫として選んだ方がいい。

だって「未来のお姑さん」が最高の夫教育を施してくれるんですから。」

 

古代の母子の関係性が、現代でも十分に通用するのではないでしょうか。

「夫を選ぶなら、義母を見ろ!」ですね。

 

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