「愛は、この世に存在する。きっと、ある。見つからぬのは愛の表現である。その作法である」
（太宰 治・思案の敗北）
太宰治といえば、「走れメロス」「人間失格」など誰もが知っている作品を描いた近代文学界の巨匠。数々の女性との恋愛や自殺未遂を繰り返し、玉川上水で愛人と心中をするなど波乱に満ちた人生を送りました。
その太宰治の恋愛観の一端を知ることは、恋愛のヒントになるものがあります。
その一つが冒頭の名言です。
ストレートに読めば、
「誰もが人を愛することはある。けれど、相手に愛情をどのように伝えるのか、そのコミュニケーション力が問われている。」
ということでしょう。
いくら好きな気持ちを抱いていても、相手に気持ちを伝えなければ愛は成就しません。
婚活でいえば、大切な彼女へのプロポーズは
「あなたを好きです。僕と結婚してください。」
とストレートに言わないと彼女は受け止めてくれません。
態度で分かっているから言わなくても大丈夫、と思うのは独りよがりです。
いつの時代も、人に想いを伝えることは大事ですね。
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アイマリッジカウンセラー・佐野浩一
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